砂の器 感想・批評・評価
監督: 野村芳太郎
出演: 丹波哲郎/加藤剛/森田健作/加藤嘉
時間:143分
【感想」
(作品鑑賞回数 5回以上)
操車場で死体が発見されるが被害者の身許が分からない。ただ事件前に被害者が若い男とで飲み屋で話をし、2人は「カメダ」という言葉を発していたことを知り、それを手掛かりに捜査を始めるが・・・。
一番好きな作品は?と聞かれたとき、まず最初に答えるのがこの作品です。邦画では間違いなくナンバー1の作品で今まで50回以上見ていますが、毎回、ハラハラドキドキそして涙なしでは見られません。
原作の小説家、松本清張が自分の映像作品で唯一原作を超えたと言わしめた作品ですが、本当です(笑)私は松本清張の小説・映像好きなのですが、この作品は私も同意見です。
この作品、すごいのが、まずはサスペンス要素でぐいぐい引っ張っていきます。「カメダ」というキーワードから、刑事の推理が始まり、捜査をしていきます。捜査をしていく中である人間たちの「宿命」が複雑に絡み合っていき、深い人間ドラマとなっています。原作の小説を超していますこの脚本は。
役者は全員良いというわけではないですが、一部がすごい演技をするので逆にすごい演技の光り方が半端ではないです。そして映像。もちろん古めかしさはありますが、映像が季節の美しさや人々の心情、観客の気持ちを載せていきます。
そして最後は音楽です。この音楽はすべての音楽の中でも個人的にTOP10に入るような内容なうえにこの音楽、映像、そして編集が素晴らしいです。
この作品は好きすぎて、聖地巡りをするぐらい好きです。まあ、ここまで好きになるかは別にして、本当に良い作品なので見て欲しいです。
評価★★★★★
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ありがとうございます。
【評価一覧】
★★★★★(★5つ)映画史プラス個人的に大好きで何度も見れる作品。
★★★★☆(★4.5つ)映画史に残る名作<必見>
★★★★ (★4つ)良作<ぜひ、見てほしい>
★★★☆ (★3.5つ)佳作<はまる人ははまる>
★★★ (★3つ)普通<悪くはないので見て損はない>
★★☆ (★2つ半)※それ以下は特にお勧めはしない