サウルの息子
監督: ネメシュ・ラースロー
出演: ルーリグ・ゲーザ/モルナール・レヴェンテ/ユルス・レチン/ジョーテール・シャーンドル/アミタイ・ゲダー
時間:107分
(作品鑑賞回数 1回目)
主人公はゾンダーコマンド。ゾンダーコマンドとはナチスが選んだ同胞のユダヤ人の死体処理班。その主人公が死んだ息子をきちんと埋葬したいと思うのだが・・・。
見ていて疲れた、これが第一の感想です。それはテーマの重さだけではありません。映像が良くも悪くもこの悲劇を広角レンズでうまく表現しています。例えば、主人公が話している背景シーンでもいろいろ動き、虐殺シーンなどがあり、緊迫感を強く感じます。つまり映像の情報量が多くて非常に疲れたということです。映像がうまく主人公視点であるので、自分もその現場にいるような錯覚に陥ります。この共感性の高い映像は本当に素晴らしいと思いました。
内容そしてラストもつらいが、見てよかったと思えるつらさです。日本人には根本的な理解・共感はできない問題だと思いますが、もし自分だったら・・・と思わされる作品でした。
評価★★★☆
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【評価一覧】
★★★★★(★5つ)映画史プラス個人的に大好きで何度も見れる作品。
★★★★☆(★4.5つ)映画史に残る名作<必見>
★★★★ (★4つ)良作<ぜひ、見てほしい>
★★★☆ (★3.5つ)佳作<はまる人ははまる>
★★★ (★3つ)普通<悪くはないので見て損はない>
★★☆ (★2つ半)※それ以下は特にお勧めはしない。