マジカル・ガール
監督: カルロス・ベルムト
出演: ホセ・サクリスタン/ルシア・ポジャン/バルバラ・レニー/エリザベト・ヘラベルト
時間:127分
(作品鑑賞回数 1回目)
白血病の娘を叶えるために父親が、関係を持った人妻を脅し、金をとる。人妻は金を得るために危険な仕事に身を染めていき・・というストーリーです。
まずは運命の悲しさ、むなしさを感じる作品です。これは人の行動に欠かせない「やむを得ない」という考えが、どんどん広がっていき、誰もが不幸になっていくという内容です。そのため、主要登場人物に感情移入できると思います。自分でもそうしてしまうかもしれないという点があるはずです。そういう意味でシナリオ・演出が本当にうまいと思います。たんたんとした映像ながら、そこでは激しく感情が動いているのが手に取って分かるので、映像と登場人物の心が良い意味で温度差を強く感じて画面に引き込まれました。
これはあくまでサブ的な設定ですが、白血病の娘が日本のアニメ好きということもあり、日本人としては入り込みやすいのではないでしょうか。
これは骨太な人間ドラマでありながら、サスペンス的な要素もあり、「やむを得ない」ことの怖さを感じることができると思います。
評価★★★★
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【評価一覧】
★★★★★(★5つ)映画史プラス個人的に大好きで何度も見れる作品。
★★★★☆(★4.5つ)映画史に残る名作<必見>
★★★★ (★4つ)良作<ぜひ、見てほしい>
★★★☆ (★3.5つ)佳作<はまる人ははまる>
★★★ (★3つ)普通<悪くはないので見て損はない>
★★☆ (★2つ半)※それ以下は特にお勧めはしない。