ル・アーヴルの靴みがき
監督: アキ・カウリスマキ
出演: アンドレ・ウィルム/カティ・オウティネン/ジャン=ピエール・ダルッサン/ジャン=ピエール・レオー/ブロンダン・ミゲル
時間:128分
靴磨きの主人公が、アフリカらの不法移民の少年を助ける。そして主人公の妻は余命宣告を受ける。
全体的な感想・・・すばらしい。良い映画を見たなあと思わされる。
シナリオ・役者・映像、すべてが作品に合っている。温かい作品のため鑑賞後感が心地良い。最後の奇跡はやりすぎ感もあるが、個人的にはこれでよかったと思えた。
素晴らしいシーンが多い。主人公が病気でやせた妻に対して、必死に弁明するシーンは二人の愛情の深さを感じさせる。また、そのあとのシーン。必死に神の話をする牧師達の靴を磨くシーン、牧師には目の前の主人公の苦しみは見えていない。こういう何気ないシーンだが物語を特徴づけるシーンが多い。
さらにこの作品を魅力的にしているのが役者陣。味わい深くて落ちついた演技。状況に違和感のない役者と演技。そして映像はシンプルかつ美しい。それが状況や役者の演技を輝かせる。 映画好きにはぜひ、見てほしい一作。
評価 ★★★★
【評価一覧】
★★★★★(★5つ)映画史に残る名作<必見>
★★★★☆(★4.5つ)名作<必見>
★★★★ (★4つ)良作<ぜひ、見てほしい>
★★★☆ (★3.5つ)佳作<はまる人ははまる>
★★★ (★3つ)普通<悪くはないので見て損はない>
★★☆ (★2つ半)※それ以下は特にお勧めはしない。