監督: スティーヴン・ダルドリー
脚本: リー・ホール
出演: ジェイミー・ベル/ジュリー・ウォルターズ/ゲアリー・ルイス/ジェイミー・ドラヴェン/ジーン・ヘイウッド/ステュアート・ウェルズ/アダム・クーパー
イギリスの貧しい炭鉱町。11歳のビリー少年がバレエに目覚め、成長していく話。
まずはタイトルが良い。シンプルだが心に刺さる。
ここ10年くらいで、性別に分けやすい競技(ウォーターボーイズなど)やマイナー世界を取り上げる作品が異様に増えたけど、これはその走りともいえる作品。
一見バレエは女性というイメージが強いが、それを逆手にとっており、階級社会のイギリス・時代背景がさらにその印象を強くさせることに成功している。正直、展開が少し早い気がするが、テンポが良いともいえるので、これは好みだろう。少年の成長劇という見方もできる作品だが、実際は家族の物語だと思う。なぜならトレーニングや努力のシーンがそんなに多くないため。
家族のストーリーのため、家族以外との関係性が若干弱い気もするが、友情・恋愛・師弟の関連性を強く出しすぎるとメインの家族のきずなが弱まりすぎる気もするので、このぐらいがちょうど心地よいかもしれない。
評価 ★★★☆
【評価一覧】
★★★★★(★5つ)映画史に残る名作<必見>
★★★★☆(★4.5つ)名作<必見>
★★★★ (★4つ)良作<ぜひ、見てほしい>
★★★☆ (★3.5つ)佳作<はまる人ははまる>
★★★ (★3つ)普通<悪くはないので見て損はない>
★★☆ (★2つ半)※それ以下は特にお勧めはしない。